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サポート情報番号 000298
対象バージョン BOM 8.0 (全 SR)、BOM 7.0 (全 SR)

■概要
WindowsおよびLinuxのテキストログ監視では、監視対象ファイル名にワイルドカード(アスタリスク(*)とクエスチョンマーク(?))が指定でき、複数ファイルを監視対象とすることができます。

(例)
C:\work\log\*.log
C:\work\log\bomlog??.log

ワイルドカード指定による複数ファイル監視は、ログローテーションなどにより更新ファイル(ログが追記されるファイル)が明確に切り替わる場合には適していますが、同時進行で更新されるファイルが複数ある場合には、過去に検出済みのログを誤検知する場合があります。

■テキストログ監視の仕組み
テキストログ監視では、以下の情報を基に追加されたログを識別し、差分監視を行います。

  • 前回監視時点よりファイル更新日時が新しくなっているか
  • 前回監視時点よりファイルサイズが増加しているか
  • 前回監視時点でBOMにより生成されたハッシュ値が存在しているか

例えば、監視実行周期の間にログローテーションが発生した場合、ハッシュ値を持つ旧ファイルと、新たに作成された新ファイルが混在した状態となります。
この場合、以下の流れで監視対象ファイルが切り替わります。

  1. ハッシュ値のある旧ファイルに対して差分監視を実施
  2. 旧ファイルよりも更新日時が新しいファイルに対して「全文検索」を実施
  3. 新ファイル側のハッシュ値を生成

しかし、以下「条件」に該当する場合、監視対象ファイルの切り替わり時に初回実施される「全文検索」により、過去に検出したログを誤検知する可能性があります。

■ 条件
以下の流れを満たした場合、過去に検出済みのログを誤検知する場合があります。

  1. テキストログ監視の監視対象ファイル名にワイルドカードを指定し、監視を開始する。なお、ワイルドカードの対象は「ファイルA」および「ファイルB」とする
  2. ファイルAにのみログが記録されている状況であり、テキストログ監視としてはファイルAのみ監視している
  3. 監視実行周期の間に「ファイルB」に最新のログが記録される
  4. 次の監視実行周期でテキストログ監視が実行される
    • ファイルBのハッシュ値が生成され、ファイルAからファイルBに監視対象が移行します。
    • 監視対象ファイル移行の際に「全文検索」が実行されます。
  5. 「ファイルA」の内容が残った状態で、監視実行周期の間に再び「ファイルA」に最新のログが記録される
  6. 次の監視実行周期でテキストログ監視が実行される
    • ファイルAのハッシュ値が生成され、ファイルBからファイルAに監視対象が移行します。
    • 監視対象ファイル移行の際に「全文検索」が実行され、過去に検出済みのログが誤検知されます。

■ 対処方法
テキストログ監のファイル指定において、同時進行で更新される複数のファイルが存在する環境では、ワイルドカードの利用は適切ではありません。
その場合は、新たにテキストログ監視を作成し、1ファイルごとに個別に監視設定を実施してください。

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