RDP 接続した Windows 10 の Microsoft Edge で、集中監視コンソールのログイン時に正しく文字入力できない

[現象]
リモートデスクトップ (以下、RDP) 接続した日本語環境の Windows 10 RS4 (バージョン 1803) で、Microsoft Edge を使用して BOM 集中監視コンソールにログインを試みると、以下のような現象が発生します。

• ログインフォームに入力される文字が、キーボードの刻印と異なる。
• 「ユーザー名またはパスワードが正しくありません。」と表示され、ログインできない。

[原因]
日本語環境の Windows 10 RS4 (バージョン 1803) に対して RDP 接続し、Microsoft Edge をはじめとする UWP (ユニバーサル Windows プラットフォーム) アプリケーションへ文字入力すると、キーボードが英字配列または意図しない配列になる問題が Microsoft 社で確認されています。(この現象は IME がオフの状態の時のみ発生します。)

• 参考リンク
  Windows 10 RS4 へのリモート デスクトップ接続時に、UWP アプリへの入力時のみキーボード配列が異なる事象について
  https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2018/06/08/rs4-rdp-keyboardlayout/

この影響により、正しいと考えられるキー入力を行った場合でも意図しない文字が入力され、上記の現象が発生することがあります。
例えば、BOM 集中監視コンソールのデフォルトパスワードには “@ (アットマーク)” が使用されていますが、日本語配列キーボードと英語配列キーボードでは入力方法が異なるため、日本語配列キーボードを想定した通常のキー入力ではパスワードエラーとなりログインに失敗します。

[対応方法]
以下の方法で対応してください。

• Microsoft Edge を使用せず、Internet Explorer または Google Chrome を使用する。
• メモ帳など、UWP アプリケーションではないアプリケーションに文字列を入力し、コピーアンドペーストでログインフォームに入力する。
• 置き換わったキーボード配列を想定したキー操作で文字を入力する。
  例えば英語配列キーボードの場合、”@” は、[Shift] キー + [2] キーで入力できます。