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サポート情報番号 000208
対象バージョン BOM 6.0 (全 SR)

[現象]
IPv6環境下でWindows Server 2003を代理監視の監視先として実行すると、監視に失敗します。

[前提条件]
代理監視コンピューターとの通信で、IPv6を使用する環境であること。
代理監視先コンピューターがWindows Server 2003等のWindows Vista・Windows Server 2008より前のOSであること

[詳細]
BOM 6.0を使用し、IPv6環境下でWindows Server 2003等のWindows Vista・Windows Server 2008より前のOSを代理監視先として実行すると、エラーコード(0x800007D5)で監視に失敗します。

[原因]
IPv6プロトコル自体が、Windows Vistaリリース以降に正式に実装されたものであるため、それ以前のOSではそのすべての機能には対応しておりません。
Windows Server 2003に実装されているIPv6では、BOM 6.0が代理監視で使用するUNCパスによるセッション間通信をサポートしておらず、このOSの制限により本事象が発生いたします。

[対処方法]
監視インスタンスを作成する前に、WindowsOS上で特別なNetBIOSを使用して共有リソースへアクセスするためのレジストリ変更を行う必要があります。
レジストリの変更方法手順についてはマイクロソフト社の以下のKBをご参照ください。

  • レジストリの編集については弊社ではサポート対象外とさせていただきます。
  • WindowsOSの基本設定の変更となるため、KBに記載の通り慎重に実施してください。
  • レジストリの変更後はコンピューターの再起動が必要です。

Windows Server 2003 環境の共有リソースを IPv6 アドレスを利用してアクセスできない [マイクロソフト社KB]
http://support.microsoft.com/kb/2889002/ja

[ご参考情報]
IPv6 環境下で Windows Server 2003 R2 以前の OS を代理監視元にすると失敗する
IPv6 環境下で Windows Server 2003 R2 以前の OS を自立分散 (ローカル) 監視できるか

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