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2014.06.16 -
2021.01.14
IPv6 環境下で Windows Server 2003 R2 以前の OS を代理監視元にすると失敗する
サポート情報番号 | 000209 |
対象バージョン | BOM 6.0 (全 SR) |
[現象]
IPv6を使用して、Windows Server 2003 が動作するコンピューターを監視元とした代理監視を実行すると、監視に失敗します。
[前提条件]
・代理監視対象コンピューターとの通信で、IPv6を使用する環境であること。
・代理監実行コンピューター(監視サービスが動作するコンピューター)が、Windows Server 2003等のWindows Vista・Windows Server 2008より前のOSで動作していること。
[詳細]
BOM 6.0を使用し、IPv6環境下で、Windows Server 2003等のWindows Vista・Windows Server 2008より前のOSで動作するコンピューターを代理監視元として監視を実行すると、エラーコード(0x800007D5)で監視に失敗します。
[原因]
IPv6プロトコル自体が、Windows Vistaリリース以降に正式に実装されたものであるため、それ以前のOSではすべての機能に対応しておりません。
また、Windows Server 2003に実装されているIPv6では、BOM 6.0が代理監視で使用するUNCパスによるセッション間通信をサポートしておりません。
このOSの制限により本事象が発生いたします。
[対処方法]
OSの仕様上の制限により、Windows Server 2003等の、Windows Vista以前のOSを監視元とする代理監視を行うための対処方法や回避策はありません。
[参考情報]
IPv6 環境下で Windows Server 2003 R2 以前の OS を代理監視先にすると失敗する
IPv6 環境下で Windows Server 2003 R2 以前の OS を自立分散 (ローカル) 監視できるか