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サポート情報番号 000267
対象バージョン BOM 7.0 SR なし

[はじめに]
本コンテンツの内容は BOM for Windows Ver.7.0 (SRなし) のリリース当初、当社ウェブサイトからダウンロード出来た資料を転記したものです。当社ウェブサイトリニューアルに伴ってこの資料をダウンロードすることができなくなったため、サポート技術情報コンテンツとして公開しています。

[代理監視用レポートについて]
代理監視先インスタンスを含む環境の場合は、別途代理監視用レポート用のデザインをダウンロードおよび、インストールしてください。

BOM Report オプション Ver.7.0 拡張モジュール

ローカル (自立分散) 監視用のデザインと比較し、サーバー診断レポート以外のデザインで各帳票のヘッダーに出力される対象インスタンスがローカル名 (マシン名) か、監視先インスタンス名になるかという点が異なります。
帳票は先頭の 3 桁の識別番号で下記のように識別可能です。

  • ローカル監視用:001_サーバー診断レポート
  • 代理監視用  :101_サーバー診断レポート

また、下記に記載する注意・制限事項や仕様などはすべて共通です。

[注意制限事項]

  1. Report オプションで MHTML 形式のファイルに出力してブラウザーから印字した場合、部分的にページが繰り上がる場合があります。
  2. 出力対象のデータ期間が極端に短い場合、各レポートの棒グラフが通常より太く出力される場合がありますが、これは製品特性上の仕様です。
  3. 出力対象のデータ期間が長い場合、各レポート上の X 軸に出力される日付が省略されて出力される場合がありますが、これは製品特性上の仕様です。
    例:「12/1」が「12…」となるなど。
  4. 「008_プロセス詳細情報」の 4 グラフで出力対象期間中に何らかの理由で監視データが存在しない場合、X 軸上の日付はその期間が省略されて連続してデータがあるように見えます。詳細グラフ情報など他のレポートと合わせて確認して下さい。
  5. MHTML 形式および EXCEL 形式で出力した場合、文字フォントの大きさの違いにより、記載される領域を超えて文字が切れることがあります。
  6. BOM 7.0 レポートデータベース設定ウィザードの出力設定画面において、異なるコンピューター名で同じインスタンス名がアーカイブされていた場合、プルダウンリストでは同じ名称が表示されます。この際は、それぞれの出力テーブル名、監視種別や監視値などを確認して下さい。

[BOM 6.0 からのレポートの差異]
BOM Report オプション Ver.6.0 (以下、BOM 6.0) と Ver.7.0 (以下、BOM 7.0) の差異は以下のとおりです。

■ 全体的な相違

  • 帳票名は、BOM 6.0 には無い 3 桁の番号を追加しています。
  • 用紙方向は帳票名に(縦)、(横)と表記が無いものは、すべて A4 縦です。
  • 014_全インスタンス概要(横)、(縦)は、BOM 6.0ではインスタンス概要に相当します。
  • 各種表形式で出力される値について、その単位はタイトルに集約しています。
  • 各値の書式は、 下2桁、桁区切り (,) 無しで統一しています。
  • 各デザインで X 軸の時間表記は、横書きです。(BOM 6.0 では縦書き)
  • ウィザードで指定した期日からデータが存在しない場合、各帳票のグラフの X 軸は、データが存在する時間から開始されます。
  • MHTML 形式および EXCEL 形式で出力した場合も、すべて同じデザインになります。(BOM 6.0 では一部デザインが異なります。)

■ 帳票ごとの相違

帳票名 差異 概要
001_サーバー診断レポート 変更
追加
  • ネットワーク診断結果の表示内容を変更
    BOM 6.0:ネットワーク使用量とネットワーク使用率で表示など
    BOM 7.0:帯域状況など
  • 宛先ごとの Ping 応答時間の最大、最小、平均値と応答時間グラフと診断
    診断は応答時間の評価になります。タイムアウトの発生はグラフの赤線で判断してください。
    評価期間内、すべてタイムアウト(一回も応答が無かった場合)すると、この Ping 応答時間のグラフ自体が出力されません。
  • イベントログの種別ごとの集計表
002_過去比較情報 変更
  • サーバー診断:CPU 負荷状況、メモリ系(メモリ使用状況&仮想メモリ使用状況)、ディスク系(ハードディスクアクセス状況と各ドライブ使用率)の 3 タイプで各平均値と最大値の 6 グラフ出力
  • N/W 診断:取得した帯域利用率を追加し、各 NIC を帯域利用率、IN 損失、OUT 損失の3タイプで各平均値と最大値の6グラフ出力
  • 前々回、前回、今回の3回分に相当する過去に監視したデータがない場合、右づめで出力
    前々回のデータがない場合、右欄から前回、今回と出力します。(前々回が空白で前回、今回にはなりません)
  • ハードディスクアクセス状況で、同じドライブを複数監視指定されても、1 つのドライブで最大値を出力
003_詳細グラフ情報(横) 変更
  • 最大値の日時をグラフ上に「★」で出力
  • 統計情報内の注意しきい値、危険しきい値の色をグラフ内の線と同色(注意:黄色、危険:赤)で出力
  • BOM 7.0 の長期間に合わせ、横軸の期間を 1 週間単位で出力
    ※ 期間が 1 週間以内の場合、期日が出力されない場合があります。タイトルにある「期間」で期日を確認してください。
  • グラフの注意しきい値、危険しきい値の線は、その監視項目の値が存在する期間で、設定された値で出力
    ※ BOM 6.0 は、監視項目の値がない期間もグラフ横軸の最大期間で、初回の固定値で出力
    ※ Y 軸の目盛値により、グラフの描画域が X 軸方向に拡大/縮小と変化します。この変化によりグラフ域に縦縞(棒グラフにおける隙間)が発生することがあります。
003_詳細グラフ情報(縦) 変更
  • 最大値の日時をグラフ上に「★」で出力
  • 統計情報内の注意しきい値、危険しきい値の色をグラフ内の線と同色(注意:黄色、危険:赤)で出力
  • BOM 7.0 の長期間に合わせ、横軸の期間を 1 週間単位で出力
    ※ 期間が 1 週間以内の場合、期日が出力されない場合があります。タイトルにある「期間」で期日を確認してください。
  • 統計情報とグラフの視認性をはかり、統計情報をグラフ上に配置
    ※ BOM 6.0 では 6 グラフ/ページでしたが、このデザインにより BOM 7.0 では 3 グラフ/ページになります。
    ※ Y 軸の目盛値により、グラフの描画域が X 軸方向に拡大/縮小と変化します。この変化によりグラフ域に縦縞(棒グラフにおける隙間)が発生することがあります。
004_システム基本情報 追加
新規
  • 物理メモリ量、仮想メモリ量に GB 単位を追記
  • OS インストール日に時分(hh:mm)を追記
  • ハードディスク容量(ドライブ名とその容量 GB)を別表として出力
005_ハードウェア情報 変更
  • PDF および EXCEL 出力を同じデザインに統一
    ※ BOM 6.0 では、追加/削除を出力するカラム欄のデザインが出力形式で異なっています。
  • 2 ページ以降、ヘッダーを繰返さない
006_ソフトウェア情報 変更
  • PDF および EXCEL 出力を同じデザインに統一
    ※ BOM 6.0 では、追加/削除を出力するカラム欄のデザインが出力形式で異なっています。
  • 2 ページ以降、ヘッダーを繰返さない
007_ハードウェア・ソフトウェア差分情報 削除
  • ユーザーと状態にある日付を削除
008_プロセス詳細情報 変更
削除
  • 特異点の算出ロジック [*1] を変更し、特異点を 5 点から 10 点に拡張
  • 4 つのグラフにおけるコメントを追記
  • 4 つのグラフにおける凡例をグラフ右側から下側へ移動
  • 横軸の時間は、「西暦/年/月 時:分:秒」を出力し、曜日を削除
  • CPU 利用率における特異点を指示す “①” などは非表示
  • 4 つめの ◆ネットワーク利用率 のグラフは、NIC 単位に縦棒グラフで出力
    ※ その他 3 つのグラフはプロセスを系列とした積上げ縦棒グラフ
009_ディスククォータ情報 変更
  • 「クォータ使用量(前回比)」、「クォータ割当容量」、「警告容量」、「制限容量」を「クォータ使用率」「前回差」、「クォータ割当量」、「警告量」、「制限量」に変更し、そのコメントを追記
    ※ BOM 6.0 は前回比が求められない場合、「N/A」でしたが、BOM 7.0 は「-」となります。
    ※ BOM 6.0 は前回比が増加の場合、値の前に「+」を出力していますが、BOM 7.0 では「+」の出力はしません。
010_アプリケーションログ情報 変更
  • 上段の横積上げグラフを表形式に変更し、すべてのソースを出力
    ※ BOM 6.0 は件数の 1% 未満を「その他」に集約しグラフに出力しています。
  • 下段(ログメッセージ概要)に、ログの種別を追加
    ※ BOM 6.0 はエラーメッセージ概要という名称で、種別をエラーに限定しています。
011_システムログ情報 変更
  • 上段の横積上げグラフを表形式に変更し、すべてのソースを出力
    ※ BOM 6.0 は件数の 1% 未満を「その他」に集約しグラフに出力しています。
  • 下段(ログメッセージ概要)に、ログの種別を追加
    ※ BOM 6.0 はエラーメッセージ概要という名称で、種別をエラーに限定しています。
012_セキュリティログ情報 変更
  • 上段の横積上げグラフを表形式に変更し、すべてのソースを出力
    ※ BOM 6.0 は件数の 1% 未満を「その他」に集約してグラフに出力しています。
  • 下段(ログメッセージ概要)に、ログの種別を追加
    ※ BOM 6.0 はエラーメッセージ概要という名称で、種別をエラーに限定しています。
013_セキュリティログ詳細
  • 変更なし
014_全インスタンス概要(横) 変更
  • 項目に Ping を追加
  • 凡例のコメントを追加(凡例をすべて記号化)
    ※ BOM 6.0 のハードウェア/ソフトウェアの「追加あり」、「削除あり」を「+」、「-」に変更
    ※ レポートウィザードで指定したインスタンスだけではなく、それを選択する際に出力されたすべてのインスタンスが出力対象となります。
    ※ インスタンスを複数指定すると、指定したインスタンスの数が部数となり同じ帳票が出力されます。
014_全インスタンス概要(縦) 変更
  • 項目に Ping を追加
  • 凡例のコメントを追加(凡例をすべて記号化)
    ※ BOM 6.0 のハードウェア/ソフトウェアの「追加あり」、「削除あり」を「+」、「-」に変更
    ※ レポートウィザードで指定したインスタンスだけではなく、それを選択する際に出力されたすべてのインスタンスが
    出力対象となります。
    ※ インスタンスを複数指定すると、指定したインスタンスの数が部数となり同じ帳票が出力されます。
    ※ (横)のレイアウトと異なり、OS 名とバージョンを「OS 情報」として出力します。

[*1]  下記の3つの処理により、上位5プロセスとその他(*Other)の特異点を決定します。

STEP1:対象期間、対象インスタンスにおいて最大のCPU利用率となる5プロセスを求めます。
  ※ 同じ時間で、同じプロセスは加算
  ※ _Total,IDLEは除外、BOM関連は対象
STEP2:その 5 プロセスがある日時を 10 か所求めます。
STEP3:その日時において、5 プロセスに含まれない他のプロセスを「*Other」として合算します。

[出力ファイルサイズの目安と相違]
BOM 7.0 のレポートでは、BOM 6.0 に比較してレポート全体で以下の相違があります。

  • 一部のレポートでは Ping 応答時間や各ログリストでエラー以外を追加項目とし、情報量が増加しています。
  • デザイン上で視認性を高めるため、グラフ増加、グラフ域の背景変更、行間拡張などを行っています。
  • 製品メディア同梱の資料、BOMW7.0-Reportオプションデザインファイル仕様.pdf に記載されたレポートを出力した際の総ページ数とサイズの目安は、BOM 6.0 の同等のレポートと比較して以下のようになります。
  総ページ数 PDF
(サイズ)
PDF
(サイズ/ページ)
EXCEL
(サイズ)
EXCEL
(サイズ/ページ)
BOM 7.0 59 14,727 KB 249.6 KB 580 KB 9.8 KB
BOM 6.0 19 1,129 KB 59.4 KB 944 KB 49.7 KB

PDF 形式でページあたりのサイズが増加していますが、以下の違いによるものです。

  • グラフやアイコンなどをイメージ出力する解像度の違い
  • 配布先にレポートで使用しているフォントが無くても出力が可能なよう、フォント情報を組み込んだため

[参考リンク]

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