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2015.03.26 -
2020.10.15
代理監視機能を使用してパフォーマンスカウンター監視を行った際、監視が失敗することがある
サポート情報番号 | 000203 |
対象バージョン | BOM 6.0 (全 SR), BOM 5.0 (全 SR) |
[概要]
代理監視機能を使用し、リモートコンピューターのパフォーマンスカウンターを監視した際に、監視対象先のコンピューターが再起動または、Remote Registryサービスが再起動された場合、初回の監視(監視間隔が短い場合2分間継続して)が失敗することがあります。
[詳細]
代理監視先のリモートコンピューターの再起動または、Remote Registryサービスが再起動された場合、パフォーマンスカウンターを対象とする監視項目の監視が2分間監視できない場合があります。
[原因]
監視インスタンスの監視実行中に、監視対象先が再起動または、Remote Registryサービスが再起動した場合、監視対象先のWindowsOS内部でパフォーマンス照会先の整合性を保てなくなり監視が失敗します。また、初回監視が失敗した場合、WindowsOSの仕様により2分間、該当パフォーマンスカウンターの値が取得できない為、継続して監視が失敗します。
[回避方法]
以下にご案内する回避方法は事象の軽減を目的とした手順です。
ご利用の環境によっては、改善されない場合がございます。
- 監視インスタンスが一つ又は、監視インスタンス毎に使用しているアカウントが全て別の場合
- タスクスケジューラーなどで監視対象先が再起動または、Remote Registryサービスの再起動を行う直前に、該当監視インスタンスを停止し、監視対象先の再起動完了後に該当監視インスタンスを開始させる。
- 複数インスタンスを作成済みの環境かつ、監視に使用しているアカウントで同じものを使用している場合
- タスクスケジューラーなどで監視対象先が再起動または、Remote Registryサービスの再起動を行う直前に、同じアカウントを使用している監視インスタンス全てを停止し、監視対象先の再起動完了後に該当監視インスタンスを開始させる。
[更新履歴]
2013年9月17日 本技術情報公開
2015年2月25日 複数インスタンス作成時の回避方法について追記
2015年3月26日 回避方法に関して追記