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2008.04.04 -
2020.10.15
イベントログ監視で特定メッセージのみ除外する手順
サポート情報番号 | 000127 |
対象バージョン | BOM 6.0 SRなし, BOM 5.0 (全 SR) |
[要件]
イベントログファイルに出力されるメッセージのうち、特定のメッセージを除いてすべて監視対象とする手順をご案内いたします。
[詳細]
サーバー運用上、特定のエラーメッセージが定期的に出力されるが、運用上支障がないため対応する必要がないという状況もございます。
その際に、以下の手順に沿って、特定のエラーメッセージを監視対象外に設定してください。
[設定手順]
以下は、アプリケーションログ監視を行う際の具体的な設定方法をご案内します。
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- ベース監視を作成する
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- 「イベントログ監視(除外指定)」を作成する
- 「イベントログ監視(除外指定)」のプロパティを開く
- 「設定」タブを選択する
- ログファイルタイプにて「アプリケーション」を選択する
- 除外する種類にて、「情報」および「監査成功」にチェックを入れる
以上の手順にて、アプリケーションログの「エラー」「警告」および「監査失敗」を監視する監視項目が作成されます。
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- 特定のソースから出力されるイベントを除外する
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- ステップ1で作成した「イベントログ監視(除外指定)」のプロパティを開く
- 「設定」タブを選択する
- 除外対象のソース(仮にWSHとします)にチェックを入れる
以上の手順にて、アプリケーションログのうち、全てのソースから「WSH」を除いたイベントログの「エラー」「警告」および「監査失敗」を監視する監視項目が作成されます。
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- 特定のソースのうち、特定のイベントIDのみを除外する
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- 「イベントログ監視(選択指定)」を作成する
- 「イベントログ監視(選択指定)」のプロパティを開く
- 「設定」タブを選択する
- ログファイルタイプにて「アプリケーション」を選択する
- 監視する種類にて、「エラー」「警告」および「監査失敗」にチェックを入れる
- イベントソースにて除外対象のソース(仮にWSHとします)を選択する
- 「イベントIDを指定」にチェックを入れる
- 「指定したID以外を監視」を選択する
- [指定]ボタンをクリックする
- 除外するメッセージのイベントID(仮に1000,1001とします)を入力する
ステップ2にて作成した監視項目が、除外するソース(WSH)を除きすべてのエラーメッセージを監視します。
更にステップ3にて作成した監視項目が、特定ソース(WSH)の特定メッセージ(1000,1001)以外を監視します。
別のソースを除外したい場合には、更にステップ2および必要に応じてステップ3を実施いたします。
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- 特定のソースのうち、特定のエラーメッセージのみを除外する
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- 「イベントログ監視(選択指定)」を作成する
- 「イベントログ監視(選択指定)」のプロパティを開く
- 「設定」タブを選択する
- ログファイルタイプにて「アプリケーション」を選択する
- 監視する種類にて、「エラー」「警告」および「監査の成功」にチェックを入れる
- イベントソースにて除外対象のソース(仮にWSHとします)を選択する
- 「イベント説明のテキスト検索」タブを選択する
- 「イベント説明のテキスト検索」にチェックを入れる
- 「条件1」にチェックを入れ、検索テキストに除外メッセージ(仮にMonitorとします)を入力し、「NOT」にチェックを入れる
- 「条件2」にチェックを入れ、検索テキストに除外メッセージ(仮にBOMとします)を入力し、「NOT」にチェックを入れる
- 「条件にAnd演算子を適用」を選択する
ステップ2にて作成した監視項目が、除外するソース(WSH)を除きすべてのエラーメッセージを監視します。
更にステップ4にて作成した監視項目が、特定メッセージ(メッセージに「Monitor」または「BOM」を含む)を除外して指定ソース(WSH)を監視します。
別のソースを除外したい場合には、更にステップ2および必要に応じてステップ4を実施いたします。
[補足事項]
エラーメッセージはシステム運用上重要なものが多いため、本設定を行う前に、監視を除外しても問題がないか、入念に確認した上で実施してください。