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2022.10.06 -
2022.10.13
BOM からhttp通信を使用してパトライト社の信号灯を点灯させる
サポート情報番号 | 000276 |
対象バージョン | BOM 8.0,BOM7.0 (全 SR) |
[概要]
本コンテンツでは、BOM の標準機能である「カスタムアクション」を利用して、http通信を使用して株式会社パトライト社の信号灯と連携する手順を解説します。
パトライトの信号灯はhttp通信のGETあるいはPOSTメソッドによりコントロールできるため、BOM のカスタム通知でWindows標準コマンドのcurl.exeを使用して、信号灯の動作制御を行い、連携を実現させます。この連携により、BOM で検知した障害を可視化できます。
[ご注意]
この技術情報は、信号灯「PATLITE社製 NHVシリーズ」を使用して検証・作成しています。信号灯の機能や設定については機種ごとに異なる場合がありますので、機種ごとの詳細はお手元の信号灯のマニュアルを参照するか、株式会社パトライト社へ問い合わせてください。
■ 本ページでご案内する技術情報は、以下の環境を前提に記載しています
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- [事前準備] 信号灯の設定
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パトライト社の信号灯では、Webコンソールにて受信設定を行ってください。
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- Webコンソールにログインします
- メニューより「機能の有効化」をクリックし、以下を設定します。
HTTPコマンド制御→有効
信号灯に関する詳細は、株式会社パトライト社にお問い合わせください。
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- [BOM の設定] BOM 監視サービスからの通知
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BOM 監視サービスから信号灯へ通知する手順を以下に示します。
なお、信号灯へ通知するためのコマンドのパラメーターについては、信号灯のマニュアルのコマンドラインリファレンスに記載されています。詳細については、信号灯のマニュアルをご確認ください。- スタート→全てのプログラム→BOM→BOM for Windows X.0→BOM X.0 マネージャーを選択します
- 監視対象コンピューターに接続します
- スコープペインにて、スナップイン”BOM for Windows Ver.X.0 (接続先)”→<インスタンス名>→通知を選択します
- 右クリックメニューから新規作成→カスタム通知を選択します
- カスタム通知を選択し、右クリックメニューからプロパティを選択します
- 「実行条件」タブを選択し、監視するステータス、関連付けを必要に応じて変更します
- 「設定」タブを選択し、プログラム名に”curl.exe”と入力します
- 引数に”http://<通知先信号灯IPアドレス>/api/control?alert=<パラメーター>”と入力します
※ 今回の場合http://192.168.1.1/api/control?alert=<パラメータ>”となります - 必要に応じて、[テスト]ボタンをクリックし、[実行]ボタンをクリックすることで、意図した通りに動作することを確認します
- [OK]ボタンをクリックし、通知設定を終了します
例)注意しきい値に合致した場合に黄色ランプを追加点灯させる場合
- 「実行条件」タブ→監視するステータス:注意
プログラム名:curl.exe
引数:http://192.168.1.1/api/control?alert=020002
例)危険しきい値に合致した場合に赤色ランプを高速点灯させ、さらにブザーを鳴動させる場合
- 「実行条件」タブ→監視するステータス:注意
プログラム名:curl.exe
引数:http://192.168.1.1/api/control?alert=300003
※http通信を使用した信号灯の動作については、信号灯のマニュアルをご参照ください。