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2011.05.11 -
2020.11.12
コンピューターヘルスチェックレポートを送付する
サポート情報番号 | 000196 |
対象バージョン | BOM 6.0 (全 SR), BOM 5.0 SR3, BOM 5.0 SR4 |
[概要]
BOM 5.0/BOM 6.0では、コンピューターで異常が発生した場合に通知を行う機能を実装しておりますが、通常の設定では、正常時の定期的な通知(ヘルスチェックレポート)は実行できません。
しかしながら、複数の監視アイテムを組み合わせる事によって、正常時の定期的な通知を実行することができます。
[詳細]
【イベントログ書き込みとイベントログ監視を組み合わせる方法】
以下の手順にて、正常時の定期的な通知を実施します。
■監視項目”イベントログ監視(選択指定)”を作成する
- スコープペインにて”監視”を選択し、右クリックメニューから新規作成→監視グループを選択します
- 作成した”監視グループ”を選択し、右クリックメニューからプロパティを選択します
- 名前(監視グループ名)を”ヘルスチェックレポート”に変更します
- 監視グループ”ヘルスチェックレポート”を選択し、右クリックメニューから新規作成→イベントログ監視(選択指定)を選択します
- 作成した”イベントログ監視(選択指定)”を選択し、プロパティを選択します
- 「全般」タブにて、名前(監視項目名)を”BOMステータス監視”に変更します
- “間隔”を”1日”に変更します
※通知間隔を1日以外に変更したい場合には、ここで任意の監視間隔に変更します - 「設定」タブにて、”ログファイルタイプ”が”アプリケーション”であることを確認します
- “種類”の”エラー”、”警告”にチェックが入っていることを確認します
- “ソース”にて、コンボボックスから”BOM5Action”を選択します
- 「しきい値」タブにて、注意しきい値および危険しきい値を”1件以上”に変更します
- [OK]ボタンをクリックし、設定を反映します
この監視項目にて、後述の”イベントログ書き込み”からイベントログに出力されたBOMの検知情報を監視します。
■任意の通知アクションを作成する
- スコープペインにて監視項目”BOMステータス監視”を選択し、右クリックメニューから新規作成→(任意の通知アクション)を選択します
- 作成した通知アクションを選択し、右クリックメニューからプロパティを選択します
- 「実行条件」タブにて、”監視するステータス”の”正常”のみチェックを入れます
- 通知メッセージを正常時の通知であることがわかるような内容に変更します
- それ以外の設定について、通知が正しく行えるように構成します
この通知アクションにて、BOMがログを残していない、正常な場合に通知を実行します。
※異常時にも定期的なメッセージを送付したい場合には、通知アクションをもう1つ作成し、「実行条件」タブにて、”監視するステータス”の”危険”のみにチェックを入れ、通知アクションを構成します
■通知項目”イベントログ書き込み”を作成する
- スコープペインにて”通知”を選択し、右クリックメニューから新規作成→イベントログ書き込み→監視結果による通知を選択します
- 作成した”イベントログ書き込み(監視結果)”を選択し、右クリックメニューからプロパティを選択します
- 「実行条件」タブにて、”監視するステータス”の”注意”、”危険”、”失敗”にチェックが入っていることを確認します
※ここでチェックされているステータスを異常状態と定義します - “関連付け”にて、ラジオボタン”グループを選択”を選択し、”ヘルスチェックレポート”以外のすべての監視グループにチェックを入れます
- [OK]ボタンをクリックし、設定を反映します
この通知項目にて、BOMが異常を検知した時に、検知結果をイベントログに出力します。
[参考]
- イベントログ監視にて、アプリケーションログ全体を監視している場合には、イベントログ書き込みから出力されるソース”BOM5Action”のメッセージを検知してしまいますので、ソース”BOM5Action”を監視対象から除外することを推奨いたします
- 一部の監視項目で注意条件を「コンピューターが正常な状態」と扱いたいなどの場合は、通知”イベントログ書き込み(監視結果)”では実現できないため、アクション”をイベントログ書き込み”にて設定いたします
“BOMステータス監視”を除くすべての監視項目の下に、アクション「イベントログ書き込み」を作成し、「実行条件」タブにて任意のステータスを設定してください