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サポート情報番号 000182
対象バージョン
BOM 5.0 SR2 (2009/7), BOM 5.0 SR2 (2009/11), BOM 5.0 SR3

[概要]
Linux監視拡張オプション5.0でLinuxプロセス数監視を新規作成した場合に、監視対象となるプロセスのステータスとして「S(スリープ)」が設定されております。

[詳細]
Linux監視拡張オプション5.0のプロセス数監視では、新規作成時の初期値として「S(スリープ)」プロセスを監視する設定が入力されております。

Linuxプロセスのステータスの中ではスリープは異常値ではありませんが、これ以外にも複数のステータスが在ります。監視設定の際には、要件にあわせて適切なステータス、又は、(指定なし)を設定して頂く様にお願いいたします。尚、Linuxプロセスのステータスの概要につきましては、BOM監視オプション for Linuxのヘルプファイル(又はユーザーズマニュアル)の以下の章をご参照ください。

「4.1.10 Linuxプロセス数監視」

本技術情報公開時点までにリリースされているバージョンでは、複数のプロセスステータスを同時に一つのLinuxプロセス数監視の監視対象とする機能を実装しておらず、一つのプロセス数監視では単一のステータスのみを監視対象とするか、又は、ステータスを指定せずにプロセスの存在を監視対象とするかの設定が可能です。

[設定例]
設定済みの各Linuxプロセス数監視の[プロパティ設定]タブで、 「ステータス」を(指定なし)に設定して頂くことにより、全てのステータスのプロセスが監視対象となります。

  • この設定では、プロセスのステータス変化に依存せず、プロセスが存在する場合に数をカウントします。
  • ゾンビプロセスへの対応のためには、監視対象プロセスについて新規プロセス数監視を追加して頂き、[プロパティ設定]タブで、「ステータス」に「Z(ゾンビプロセス)」をご指定ください。

[注意事項]
BOM5のプロセス数監視では、Linuxのコマンド[top]や[ps]に相当する処理でプロセス数をカウントしておらず、/proc/(pid)に存在する情報を参照しております。この為、タイミングにより前述のコマンド実行結果とは異なるステータスを表示することがありますので、ご注意ください。

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