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サポート情報番号 000177
対象バージョン BOM 6.0 SRなし, BOM 5.0 SR2 (2009/7) ~ SR4

[概要]
BOM 5.0 または BOM 6.0 のインストール後、システムイベントログにWMI Performance Adaptorの開始/停止ログが頻繁に記録されるようになります。

[原因]
BOM 5.0 SR2 (2009/7 SR2 CD 及び 2010/04 SR3 CD)で行われたパフォーマンスカウンタを使用した監視項目の仕様変更により、これらの監視項目の監視設定時及び監視実行時にWMI Performance Adaptorを使用する為、システムイベントログにWMI Performance Adaptorの起動/停止が記録されます。

また、この現象は、SR 及びインストールメディアのバージョンによって動作が異なり、BOM 5.0 SR無し及び SR1 の環境では発生しません。それぞれのメディアでインストール、及び、バージョンアップインストールされた環境での現象の詳細は以下の通りです。

《BOM5.0 SRなし》
発生しません

《BOM5.0 SR1》
発生しません

《BOM5.0 SR2》
- 2009/3 SR2 CD:発生しません
- 2009/7 SR2 CD及び2009/11 SR2 CD
パフォーマンスカウンタを使用する以下の監視項目全てで、監視設定/監視実行時にWMI Performance Adaptorが起動し、イベントログに開始/停止のログが記録されます。
・メモリ監視
・プロセッサ監視
・プロセス監視
・ネットワークインターフェース監視
・ディスクアクセス監視
・パフォーマンスカウンタ監視

《BOM5.0 SR3~SR4 / BOM6.0》
以下の監視項目でのみ、WMI Performance Adaptorが起動し、イベントログに開始/停止のログが記録されます。
・プロセス監視
・プロセスリスト監視

[注意事項]
WMI Performance Adaptorの「スタートアップの種類」は、インストール直後の初期値では「手動」となっております。この設定を「無効」へ変更することにより、WMI Performance Adaptorが起動しなくなるため、イベントログへのログの出力は無くなりますが、環境に依っては前述の監視項目が正しく動作しなくなる可能性があります。

また、「スタートアップの種類」を「自動」へ変更した場合には、システムの起動時にWMI Performance Adaptorが起動する為、監視設定や監視実行時にイベントログへの出力がされることは無くなりますが、OSに関する基本的な設定変更であるため、十分にご検討の上、設定変更を行って頂きますようにお願いたします。

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