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サポート情報番号 000291
対象バージョン BOM 8.0 (全 SR)、BOM 7.0 (全 SR)

BOM Linux オプションで使用できる「Linux スクリプト監視」や「Linux スクリプト実行」から sudo コマンドを実行すると、実行エラーや想定外の値が返却されて正常に動作しない場合があります。

[詳細]
監視対象の Linux 側で sudo コマンドを利用する際にパスワード入力を求めるよう設定している場合、sudo 実行時に要求されるユーザーパスワードを BOM から Linux 側へ渡す機能がないため、sudo コマンドの実行に失敗します。

この現象は、監視対象の Linux 側で /etc/sudoers に sudo 利用時のパスワード要求を不要にするよう設定することで対応できます。

  1. Linux にログイン

    BOM Linux オプションで監視対象にする Linux サーバーへログインします。

  2. /etc/sudoers を開く

    /etc/sudoers ファイルを開きます。

    visudo コマンドで開くことを推奨します。
    visudo は、sudoers ファイルを安全に編集するコマンドです。visudoは複数の同時編集に対してsudoersファイルをロックし、基本的な健全性チェックを提供し、解析エラーをチェックします。
  3. パスワード入力を不要にする設定を追記する

    パスワード入力が要求されないよう設定します。

    [user01のパスワード要求を不要にする場合]
    /etc/sudoers に以下を追記します。

    user01 ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL

    追記後、コマンドモードから :wq で上書き保存します。

  4. sudoers の妥当性チェック

    念のため、編集後に以下コマンドを実行して構文エラーがないかチェックします。

    sudo visudo -c

    ※ visudo を使用して /etc/sudoers を編集した場合は、上書き保存時に構文チェックが実行されるため、本手順の実施は不要です。

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