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2025.03.05
Linux オプションのスクリプト監視やスクリプト実行で sudo コマンドが実行できない
サポート情報番号 | 000291 |
対象バージョン | BOM 8.0 (全 SR)、BOM 7.0 (全 SR) |
BOM Linux オプションで使用できる「Linux スクリプト監視」や「Linux スクリプト実行」から sudo コマンドを実行すると、実行エラーや想定外の値が返却されて正常に動作しない場合があります。
[詳細]
監視対象の Linux 側で sudo コマンドを利用する際にパスワード入力を求めるよう設定している場合、sudo 実行時に要求されるユーザーパスワードを BOM から Linux 側へ渡す機能がないため、sudo コマンドの実行に失敗します。
この現象は、監視対象の Linux 側で /etc/sudoers に sudo 利用時のパスワード要求を不要にするよう設定することで対応できます。
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- Linux にログイン
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BOM Linux オプションで監視対象にする Linux サーバーへログインします。
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- /etc/sudoers を開く
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/etc/sudoers ファイルを開きます。
※ visudo コマンドで開くことを推奨します。
visudo は、sudoers ファイルを安全に編集するコマンドです。visudoは複数の同時編集に対してsudoersファイルをロックし、基本的な健全性チェックを提供し、解析エラーをチェックします。
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- パスワード入力を不要にする設定を追記する
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パスワード入力が要求されないよう設定します。
[user01のパスワード要求を不要にする場合]
/etc/sudoers に以下を追記します。user01 ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
追記後、コマンドモードから :wq で上書き保存します。
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- sudoers の妥当性チェック
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念のため、編集後に以下コマンドを実行して構文エラーがないかチェックします。
sudo visudo -c
※ visudo を使用して /etc/sudoers を編集した場合は、上書き保存時に構文チェックが実行されるため、本手順の実施は不要です。