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サポート情報番号 000285
対象バージョン BOM 8.0 (全 SR)

[概要]

本技術情報では、BOM Linux オプション Ver.8.0で Linux インスタンスを監視する際に参考となる情報をまとめました。
BOM Linux オプションの導入方法や、詳細な設定については、製品同梱の「Linuxオプションユーザーズマニュアル」を併せて参照してください。

[BOM Linux オプションの要件について]

※ 確認方法は一例です。適切な方法は、対象OSのバージョンや使用するファイルの形式などによって異なる場合があります。
監視対象が Red Hat Enterprise Linux の場合の主な要件と確認方法例
主な要件 確認方法の例
OpenSSH Ver2.3.0 以上がインストールされていること。
(最新のバージョンを推奨)
Linux シェル上で以下を実行し、バージョンが表示されることとバージョン番号を確認します。

# ssh -V

Perl Ver5.8.0 以上がインストールされていること。 Linux シェル上で以下を実行し、バージョンが表示されることとバージョン番号を確認します。

# perl -v

IPv6 環境下では perl-Socket6 パッケージがインストールされていること。 Linux シェル上で以下を実行し、モジュールを確認します。

# rpm -q perl-Socket6 

bash が使用できること。 Linux シェル上で以下を実行し、bashであることを確認します。

# basename "$(readlink "/proc/$$/exe")"

perl-Net-Ping モジュールがインストールされていること。 Linux シェル上で以下を実行し、モジュールを確認します。

# rpm -q perl-Net-Ping

perl-Encode-Locale モジュールがインストールされていること。 Linux シェル上で以下を実行し、モジュールを確認します。

# rpm -q perl-Encode-Locale

SSH サーバーは SSH プロトコル Ver.2 方式でアクセス可能で、パスワード認証方式または公開鍵認証方式が許可されていること。また、チャレンジレスポンス認証が無効化されていること。 /etc/ssh/sshd_config を確認し、以下の設定が行われていること、およびsshdが動作していることを確認します。

 "PasswordAuthentication yes" または "PubkeyAuthentication yes"

 "ChallengeResponseAuthentication no"

監視対象が Ubuntu の場合の主な要件と確認方法例
主な要件 確認方法の例
OpenSSH Ver2.3.0 以上がインストールされていること。
(最新のバージョンを推奨)
Linux シェル上で以下を実行し、バージョンが表示されることとバージョン番号を確認します。

# ssh -v

Perl Ver5.8.0 以上がインストールされていること。 Linux シェル上で以下を実行し、バージョンが表示されることとバージョン番号を確認します。

# perl -v

IPv6 環境下では libsocket6-perl パッケージがインストールされていること。 Linux シェル上で以下を実行し、モジュールを確認します。

# apt list --installed

libencode-perl モジュールがインストールされていること。 Linux シェル上で以下を実行し、モジュールを確認します。

# apt list --installed

SSH サーバーは SSH プロトコル Ver.2 方式でアクセス可能で、パスワード認証方式または公開鍵認証方式が許可されていること。また、チャレンジレスポンス認証が無効化されていること。 /etc/ssh/sshd_config を確認し、以下の設定が行われていること、およびsshdが動作していることを確認します。

 "PasswordAuthentication yes" または "PubkeyAuthentication yes"

 "ChallengeResponseAuthentication no"

監視元コンピューターの主な要件
BOM for Windows の動作要件を満たしていること。
Windows サーバー OS であること。
※ Windows クライアント OS 上の動作はサポートしていません。
公開鍵認証について
使用できる鍵ファイル 確認方法の例
PuTTY 形式(.ppk)かつ、RSA(SSH-2)、DSA、ECDSA、EdDSA の鍵ファイルが使用可能。また鍵のパスフレーズに改行コードおよび、UTF-16 の文字の使用不可。 公開キー認証ファイルの拡張子が “.ppk” であること、また公開キーと対になるプライベートキーを開き、RSA (SSH-2) あるいは DSA の暗号方式であることが記述されていることを確認します。
(参考情報)
OpenSSH 形式やAmazon EC2 のプライベートキー形式(.pem)の秘密鍵ファイルをPuTTY 形式に変換する場合は、「Linuxオプションユーザーズマニュアル」を参照してください。

[エラーコードについて]

BOM Linux オプションで何らかのエラーが発生した際はエラーコードおよび、エラーメッセージが出力されます。これらの説明については、製品同梱の「Linuxオプションユーザーズマニュアル」を参照してください。エラーメッセージの一覧が収録されています。

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