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2010.05.06 -
2020.11.25
Oracle 監視で、設定したしきい値の値と、コンソールの表示内容が違う
サポート情報番号 | 000148 |
対象バージョン | BOM 5.0 SRなし ~ SR2 |
[現象]
「Oracle監視(表領域の使用容量・使用率)」「Oracle監視(表領域の最大空き容量)」の設定タブで、危険値を「連続したn回目の注意から」を選択し、「OK」や「適用」を実行した場合、BOM 5.0 コンソール上に表示される危険値に、不正な数値が表示されることがあります。
[詳細]
監視項目ごとに、以下の条件を同時に満たした場合に、現象が発生します。
<< Oracle監視(表領域の使用容量・使用率)>>
「タイプ」に「テーブルスペース使用量」か、「テーブルスペース空き容量」を設定。
表示値として、[KB/MB/GB]のいずれかを選択。
危険値に「連続したn回目の注意から」を設定し、1〜99までの数値を入力。
<< Oracle監視(表領域の最大空き容量)>>
表示値として、[KB/MB/GB]のいずれかを選択。
危険値に「連続したn回目の注意から」を設定し、1〜99までの数値を入力。
[原因]
監視オプション for Oracle 5.0 の、プログラム上の不具合により、内部的に不必要な計算が実行され、設定ファイルに記録されるために発生します。
監視実行時には、設定ファイルの値を元にステータスが判定されるため、お客様が意図した監視が実行できません。
[回避方法]
以下のいずれかの設定をすることにより、回避が可能となります。
A. 容量監視を設定する際には「表示単位」として、[KB/MB/GB]設定せず[bytes]を使用する。
B. 容量監視を設定する際には、「連続したn回目の注意から」を使用しない。
[補足事項]
BOM 5.0の監視オプション for Oracle Ver.5.0でのみ発生する現象で、ほかのオプション製品や、Windows監視では発生しません。
この不具合をBOM 5.0 SR3にて修正いたしました。 ダウンロードページから入手できる、最新のバージョンアップインストーラを適用することで、本現象は発生しなくなります。