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2010.05.06 -
2020.11.25
パスワード期限直前のユーザで Oracle 監視を行うと、テーブルスペースの一覧表示が出来ない
サポート情報番号 | 000167 |
対象バージョン | BOM 5.0 SRなし ~ SR2 |
[概要]
Oracle監視に使用するユーザのパスワードが期限切れ直前になると、テーブルスペースの一覧取得が正しく実行できなくなることがあります。
[詳細]
Oracle監視に使用するユーザのパスワードが期限切れ直前になると、テーブルスペースの一覧取得が正しく実行できなくなることがあり、表領域監視系の監視項目で、[プロパティ->設定タブ]の「参照」ボタンをクリックしても、テーブル名が表示されなくなることがあります。
[原因]
Oracleへの接続時に使用しているユーザのパスワードが期限切れ直前であった場合、接続時にOracleからメッセージが返却されますが、Oracleオプションではこのメッセージを正しく処理できないことが原因で、発生する現象です。
Oracle 11g ではデフォルトプロファイルが変更になり、初期値で180日の期限がユーザのパスワードに対して付加されております。これ以前のOracleのバージョンの初期値では、無期限となっておりますが、ユーザプロファイルでパスワードの期限を定めた場合には同様の現象が発生します。
※ Oracleのユーザーパスワードの仕様は、2010年3月時点の情報を基にしております。
[回避方法]
BOM 5.0 SR3 以降のメディアに含まれるOracleオプションへバージョンアップしていただくか、Oracleのパスワードの変更をしていただくことにより、本現象は回避されます。