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2012.05.15 -
2020.11.26
プロセス数を監視した際、プロセスが存在しても監視結果が0になる
サポート情報番号 | 000183 |
対象バージョン | BOM 5.0 SR2 |
[現象]
プロセス監視にて、集計関数Countを利用してプロセス数を監視した際に、プロセスが存在するにもかかわらず、プロセス監視が誤って0を返却する現象が発生します。
[詳細]
プロセス数をカウントする際、プロセス監視は以下の処理を行っています。
- コンピューターのプロセス情報から指定されたプロセスの一覧を取得
- 取得した一覧から順にプロセスを選択
- 選択したプロセスから指定されたパフォーマンスカウンターの情報を取得
- 情報が取得できたプロセスの数を集計して報告
項番1で取得したプロセス一覧にあるプロセスが、項番3の処理までになんらかの理由で終了してしまった場合に、監視結果が0になる現象が発生します。
[原因]
プロセス一覧を取得した後、プロセスのパフォーマンスカウンターの値が取得できなかった場合に、プロセス数の計算に失敗して0を返却していました。
[対処方法]
BOM 5.0 SR3 以降、パフォーマンスカウンターの値が取得できなかったプロセスは、存在しないものとして計算から除外するようにプロセス監視を修正いたしました。
プロセス監視で集計関数Countを使用している場合は、BOM 5.0 SR4 にバージョンアップしてください。
[更新履歴]
2012/05/15 BOM 5.0 SR4 のリリースに伴い、対処方法に追記しました