BOM 5.0 マネージャのログノード配下で、「すべてのレコードを表示」を実行するとエラーが表示される

[現象]
BOM 5.0 マネージャのログノード配下にある「イベントログ監視で収集されたレコード」及び「ヒストリ」に含まれる各項目で、[右クリック –> すべてのレコードを表示]を実行すると、以下に示すエラーダイアログが表示され、正常に一覧表示が出来ないことがあります。

[再現手順]
[ログイベントログ監視で収集されたレコード]及び[ログイベントログ監視で収集されたレコード]ヒストリ配下に含まれる各項目で、蓄積済みのログ件数が少ない項目を左クリックにより選択後、それより蓄積済みログ件数の多い項目で[右クリック–>すべてのレコードを表示]を実行した場合に発生します。

発生例A.

1. 蓄積件数0件の「セキュリティ」を左クリックで選択。
2. 蓄積件数10件の「アプリケーション」で[右クリック–>すべてのレコードを表示]を実行
3. エラーダイアログが表示される

発生例B.

1. 蓄積件数0件の「セキュリティ」を左クリックで選択。
2. 蓄積件数100件の「監視」で[右クリック–>すべてのレコードを表示]を実行
3. エラーダイアログが表示される

[詳細]
BOM 5.0 マネージャの仕様では、スコープペインでノードを左クリックすることにより、ノードが選択状態となり、リザルトペインにはノードに蓄積されているデータの一覧が表示されます。この直後の操作で、すでに選択されているノードに蓄積されているデータ件数より多くのデータが蓄積されているノードに対して、[右クリック–>すべてのレコードを表示]を実行したときに、この事象が発生します。
これは、ノードの左クリックでは選択状態のフォーカスが移動しないため、ノードが保持しているデータの更新が実行されないにも拘らず、[右クリック–>すべてのレコードを表示]を実行することにより、内部的に不整合が生じるために発生します。

蓄積数が多いノードから、少ないノードへの操作ではエラーとして認識されませんが、実際に表示されるデータは、直前にリザルトペインで表示されていたデータと同一になり、正しく一覧を表示できません。

[回避方法]
エラーメッセージが表示された場合は、「このセッションの間、このスナップインの実行を継続し、エラーを無視する」を選択して OK をクリックしてください。その後、一覧表示をしたいノードを左クリックにより選択し、[右クリック–>すべてのレコードを表示]を実行してください。

またエラーメッセージが表示されない場合でも、上述[詳細]のとおり正常に一覧が表示されない可能性がありますので、一覧表示をするノードを左クリックで選択した後、[右クリック–>すべてのレコードを表示] を実行してください。